放課後のハイスト
ハイスト謎#6 何度でも?

ハイスト謎#6 何度でも?

投稿日: 2025年02月20日
最終更新日: 2025年02月20日
かまだかまだ

ハイスト謎#6

それでは本日の1問です。

 難易度:☆☆☆

自力で解きたい方はスクロールをしないようお願いします。下でヒント、さらに下で解答・解説を表示します。

どうしても行き詰まってしまった場合は教科書や資料集、ネットなどに頼っても大丈夫です。












ヒント:10000、5000、1000という数字、身近にありませんか?





解答・解説

まず、線を足す位置ですが、
このように10000=1000=5000となるようにします。一見式が成立していないようにも見えますが、これを成立させることが可能な人物が存在します。

そう、聖徳太子です。

聖徳太子は、歴代紙幣の中で唯一千円札、五千円札、一万円札のすべてに肖像が使われたことのある人物です。
(出典:日本銀行)

聖徳太子の
旧千円札は1950年~1965年
旧五千円札は1957年~1986年
旧一万円札は1958年~1986年

の間発行されていました。こうしてみるとかなりの期間肖像が被っていたことが分かります。当時の人は混乱しなかったのでしょうか?

こうして何度も(戦前2回、戦後5回の計7回)紙幣の肖像に採用されてきた聖徳太子ですが、その採用の理由としては

十七条の憲法の制定
仏教の保護
・中国との国交回復/遣隋使派遣により大陸文化を取り入れた

など国内外に多くの業績があること、そして歴史上の事実を証明したり肖像を描くための材料が存在することが大きな理由だといいます。

ちなみに、戦後に複数回紙幣の肖像に採用された人物としては聖徳太子の他に福沢諭吉が当てはまり、昭和59年11月に発行された「D一万円券」と、平成16年11月に発行された「E一万円券」にその肖像が描かれています。

おわりに

いかがだったでしょうか?

新紙幣にも慣れてきたタイミングだと思いますが、今一度紙幣の歴史を振り返ってみるとまた新たな発見があるかもしれません。

もしこの謎がいいと思ったら、記事へのいいねと「#ハイスト謎」でのポストもよろしくお願いします。


ハート
0 /10
合計 0 いいね

感想フォーム


この記事を書いた人

かまだ
かまだ

「放課後のハイスト」編集担当。専攻は心理学です。

ライターに応募