
ハイスト謎#7 強国へ?
ハイスト謎#7
それでは本日の1問です。
難易度:☆☆☆☆☆
自力で解きたい方はスクロールをしないようお願いします。下でヒント、さらに下で解答・解説を表示します。
どうしても行き詰まってしまった場合は教科書や資料集、ネットなどに頼っても大丈夫です。
ヒント1:単語はそれぞれ、ある人物の名前の一部を表しています。
ヒント2:明治時代に関係があります
解答・解説
「とうひ」、「むね」、「こうし」はそれぞれ、ある人物の名前の一部を表しています。そう、「伊藤博文」、「陸奥宗光」、そして「李鴻章」です。この面々といえば、下関条約を結んだことで有名ですよね。よって正解は「下関」(※正確には春帆楼(下関市の料亭))です。
下関条約は1895年4月17日、日清戦争の講和条約として、日本側全権の伊藤博文・陸奥宗光、清国側全権の李鴻章・李経方によって調印されました。
条約は前文および11条からなり、主な内容としては
・朝鮮の独立を認めること
・遼東半島・台湾・澎湖諸島の日本への割譲
・日本へ2億テール(現在の価値だと1兆円以上)の賠償金の支払い
・日本に対する最恵国待遇
・清の一部都市の開港
などがありました。また、戦争によって日清修好条規が失効したことで新たに日清通商航海条約(1896)が締結され、領事裁判権や関税自主権など日本もかつて列強から結ばされたような不平等条約を清国に対して結ぶこととなりました。
なお、遼東半島は三国干渉(ロシア・ドイツ・フランス)によって条約批准前に清国に返還することになりました。徐々に勢いを増す日本を警戒するとともに、列強の極東進出の邪魔者を排除する思惑がありました。
日本はこの戦争の勝利によって国際社会の中で飛躍的に立場を上げ、また、国家目標を利益線の拡大へと転換しました。ここから時代は日露戦争へと向かっていくこととなります。
おわりに
いかがだったでしょうか?
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