放課後のハイスト
住むならどっち?フランスvsイギリス(後編)

住むならどっち?フランスvsイギリス(後編)

投稿日: 2025年03月03日
最終更新日: 2025年03月03日
ノーサイドくらはしノーサイドくらはし

はじめに


ハイストのスタートパックセット初の世界史偏として登場した「フランスvsイギリス」。今回はこれにちなんで、実際にフランス・イギリスに住んだことのあるハイストメンバーがそれぞれの国について書いていきます。前編のフランス編に続いて、今回はイギリスについて紹介していきます!

イギリス編、開始!

私は2015年から2017年まで、2年ほどイギリスに住んでいました。イギリスといえばロンドンだと思うので、他にもいろいろ紹介したい場所はありますが、今回はロンドンについて紹介していきます。

ロンドン市の概要

ロンドンには32の区が存在しており、これらを含むロンドン都市圏はグレーターロンドンと呼ばれています。ビジネス街や有名な観光地は中心部に集中しており、その他は住宅街がほとんどです。

ロンドンには3万人を超える日本人が在留しているそうですが、その多くは北のフィンチリーや西のアクトンに住んでいます。

ちなみに私はと言いますと、32区に含まれない南西部の郊外に住んでいました。すごく落ち着いた場所でした。

歴史関連

・大英博物館

ロンドンで歴史といえば大英博物館。この博物館自身も1753年に開館と、かなりの歴史を持っています。所蔵品も800万点を超えるそうですが、そのコレクションの一部のみが公開されています。ロゼッタストーンやミイラが注目されがちですが、アジアやラテンアメリカなど、世界中の芸術品や歴史的意義の高いものが集められています。冗談抜きで1週間毎日朝から晩まで入り浸っても飽きることはありません。個人的に好きなのは時計がいっぱい集められている部屋です。

大英博物館公式サイトより引用

・ロンドン塔

ロンドンで現存する最も古い建物の一つです。ウィリアム征服王が1066年に建設して以来数々の歴史のシーンを見てきました。歴史のシーンといっても刑務所や処刑場としての歴史が長く、リチャード三世は甥の二人をここに幽閉し、王位につきました。幽閉後の甥たちはその後姿を消したそうですが、その真相は闇の中に埋もれたままです。また、ヘンリー八世はここで妻を二人処刑しています。

ロンドン塔公式サイトより引用

とにかく、薄暗く気味の悪い場所でもありますが、今では数多くの歴史的なものが展示されています。その中には世界で最も大きいダイヤモンドを使った王冠や武田勝頼の甲冑があるので、一見の価値あります。

・ハンプトン・コート宮殿

個人的にここのすぐ近くに住んでいたこともあり、最も思い入れのある観光地です。ここはチューダー朝から主に使われていた宮殿です。とても広い宮殿で、広大な敷地内ではたくさんの鹿が走っているところを見ることもできます。大陸からの影響を大きく受けて増改築されているので建築や庭園などに興味がある人にとってもかなり見応えがあります。

ハンプトンコート宮殿公式サイトより引用

文化関連

・ヴィクトリア&アルバート博物館

近代のイギリス文化を語るうえでこのヴィクトリア&アルバート博物館を抜くことはできません。V&A博物館とも略されるこの博物館は1852年に開館し、ヴィクトリア女王とその夫のアルバートから名前が付けられました。現代アートやデザインの多くのコレクションが収蔵されています。

ヴィクトリア&アルバート博物館公式サイトより引用

・ウェストエンド

演劇や舞台が好きな人でウェストエンドを聞いたことがない人はいないはずです。ニューヨークのブロードウェイと並ぶ知名度と格があるこの地区では年中通して様々な舞台を見ることができます。ライオンキングのような定番のものから時代の先端をいく舞台までバラエティにも富んでいます。

・サッカー

イギリスは様々なスポーツの発祥の地ですが、そのうち世界で最も人気があるスポーツといっても過言ではないのがサッカーです。もちろん本場のイギリスではサッカーは人気どころか文化そのものです。ロンドンだけでも世界最高峰のリーグであるプレミアリーグに参加するチームが7チームあります。2部以下も含めたら…ちょっとわかりませんがたくさんあります。

食事関連

イギリスで食事関連と言われても正直ピンと来ませんし、フランスに勝てるわけがないのですが(笑)、ここでは個人的なおすすめを紹介していきます。
補足ですが、ロンドンに限って言えば世界中からいろいろな人が集まるので世界中の料理を食べることができ、食事で飽きることはありません。

・フィッシュ&チップス

イギリス料理と言ってまず最初に出てくるのがフィッシュ&チップスです。イギリスの料理はまずいとかよく言われますが、これに関しては非常に美味です。チップスにお酢をかけるのがイギリス流。塩味に酸味が混ざって手が止まりません。この記事を書いている間も食べたくなってきたので今度某ファストフードチェーン店に行ったときにはお酢を持参しようと思います。そんなことはさておき、フィッシュ&チップスがどこで食べられるのかというと街中のパブへ行けば確実に食べることができます。イギリスへ渡航した際には必ず一度は食べましょう。

・イングリッシュ ブレックファスト

おそらくイギリスで朝食付きの宿に泊まった際に食べることができるのがこのイングリッシュブレクファストです。ソーセージ、ベーコン、スクランブルエッグ、焼きトマト、焼きマッシュルーム、煮豆が一つの皿の上にまとまっており、バランスの良い食事となっています。スクランブルエッグは目玉焼きやオムレツなど他の卵料理に代わることもあります。

・ビール

日本でビールというとラガー酵母を使ったピルスナーという種類のビールですが、イギリスをはじめとするヨーロッパ(特にチェコやドイツ)ではエール酵母を利用したクラフトビールの生産がとても盛んです。ロンドンに限らずイギリスにはどんなに小さな町や集落にもパブが存在します。そこでは地元で製造されたクラフトビールなどがあるため、パブ巡りをして自分の好きなビールを探すのも良いでしょう。

治安・居住環境関連

単刀直入に言うとイギリスは世界の中でもトップレベルに住みやすい部類に入ると思います。何でも手に入るし何でもできるし退屈することはありません。

・街の様子

イギリスで街の様子といえば二階建てバスです。ロンドンだけでなくイギリス国内どこへ行っても見られます。二階建てバスの良さはなんといっても景色の良さです。街歩きをしていて見えない塀の向こう側もすべて見えてしまいます。

・治安

夜遅くに出かけても怖い思いをすることはほとんどありません。むしろロンドンは夜にもたくさん楽しみがある都市なので、夜に出かけて楽しみましょう。また、セキュリティがしっかりしているので安心できます。

おわりに


どうでしたか?以上でイギリス編終わります!
フランスよりもイギリスを気に入っていただいたら私は喜びます。

前編のフランス編と合わせて楽しんでください!ありがとうございました!


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この記事を書いた人

ノーサイドくらはし
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農学部、歴史も地理も好きです🤟

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