
ハイスト謎#18 飛行物体?
ハイスト謎#18
それでは本日の1問です。
難易度:☆☆☆
自力で解きたい方はスクロールをしないようお願いします。下でヒント、さらに下で解答・解説を表示します。
どうしても行き詰まってしまった場合は教科書や資料集、ネットなどに頼っても大丈夫です。
ヒント:「空海」といえば…?
解答・解説
この問題のポイントは、空海の周辺情報を思い出すことでした。
空海といえば、真言宗の開祖であり、その総本山である「高野山金剛峯寺」を創建したことで知られています。
よって、このように
「今後」「ウ」「無事」となり、答えは1の「無事」であることが分かります。
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空海が出家したのは20歳の時。和泉国(現在の大阪府)槙尾山寺(まきのおさんじ)において勤操大徳を師として 剃髪・得度し、名を教海としました。
22歳で名を空海と改めるとさらに仏の道を学びますが満足できず、31歳にして唐へ渡る決心をします。
唐では恵果和尚(正統な真言密教を継いだ第7祖)に師事し、遍照金剛の法号を授けられて真言密教の第8祖となります。
そうして2年の渡唐の後、帰国することとなった空海は、浜辺にて
「私が受け継いだ教えを広めるのによい土地があれば示したまえ」
と手に持っていた三鈷(さんこ、下図の赤丸で囲んだ部分)を空中に投げ上げます。
すると三鈷は空中を五色の雲に乗って飛翔し、高野山の御影堂前の松にかかって止まりました。
この出来事がきっかけで真言宗の総本山は高野山金剛峯寺となります。なお、金剛峯寺の「金剛」は空海が授けられた法号「遍照金剛」から来たとされています。
さて、空海が日本に広めた真言宗ですが、それまで日本にあった仏教と特に違う点は「即身成仏」の思想にあります。
これは「人は誰でもこの身このままで仏様になることができる」という思想で、それまでは「長い間修行をしないと仏様にはなれない」とされていたので当時の人々にとっては衝撃だったのではないでしょうか。
おわりに
いかがだったでしょうか?
空海は他にも一般の人々のための教育施設として「綜芸種智院」を開き「子供が文字を覚えられるように」と「いろは歌」を作ったことや、橘逸勢(たちばなのはやなり)・嵯峨天皇と並んで三筆(書道史上最も優れた3人)のうちの一人であることでも有名ですね。
何事にも秀でた、まさにスーパーマン。「弘法にも筆の誤り」の由来となった「應」の字を書き間違えた際も筆を門の上まで投げて間違いを修正したとされ、そのすごさが際立っています。
なお、高野山金剛峯寺は和歌山県伊都郡、南海高野線の極楽橋駅から高野山ケーブルカーで行くことができます。興味を持った方はぜひ行ってみてください。
ありがとうございました。

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