
ハイスト謎#15 季節外れ?
ハイスト謎#15
それでは本日の1問です。
難易度:☆☆自力で解きたい方はスクロールをしないようお願いします。下でヒント、さらに下で解答・解説を表示します。
どうしても行き詰まってしまった場合は教科書や資料集、ネットなどに頼っても大丈夫です。
ヒント:この問題は3択の問題です。
解答・解説
この問題のポイントは、3択の選択肢のすべてが「ロース」となっていることでした。よって、このように答えは「サンタクロース」となります。
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サンタクロースは、3~4世紀キリスト教の司教「聖ニコラウス」に由来しています。聖ニコラウスがサンタの起源となったとされる有力なエピソードとしては、
・借金を抱え3人の娘を売らなければならないほど困窮した一家を見かね、窓(煙突)から袋に入った金を投げ入れて困窮生活から救った
というものがあります。この時投げたお金が暖炉のそばで干されていた靴下の中に入ったことから、サンタが煙突から入ってプレゼントを靴下の中に入れていくという風習ができたといわれています。
聖ニコラウスが亡くなったのは12月6日で、1500年代までにはヨーロッパで子供たちに贈り物をもたらす存在としてあがめられていたといいます。そして、12月6日にはニコラウスの名のもと子供たちにプレゼントを渡す風習が始まりました。
…ん?12月6日?
いわゆるクリスマスの起源はペルシアのミトラ教から伝わった「光の祭り」とローマ帝国の農耕儀式「サートゥルナーリア祭」であるとされています。
どちらも冬至の時期に行われていた祭りで、二つの祭りが合わさる過程でキリストの生誕を祝う(誕生日ではない)という要素も加わり「クリスマス」になっていたとされています。
そして18世紀ごろにオランダ人がアメリカに移住する過程でサンタやクリスマスの文化も輸入されるのですが、その中で2つが混ざり、「クリスマスにサンタが子供たちにプレゼントを配る」という文脈に変化したようです。
おわりに
いかがだったでしょうか?
ちなみにサンタクロースの恰好(赤い服装に恰幅の良いいでたち、白髪に白ひげ)の由来は諸説ありますが、
赤い服は聖ニコラウスの赤い祭服が由来、その他のイメージについては1823年にクレメント・クラーク・ムーアが子供向けに作った詩「A Visit From Santa Claus」からきたとされています。
1890年代以降は現代のサンタのイメージが定着してきて、様々の媒体で登場するようになっていきます。
歴史の割には現代の形で定着したのは割と最近なんですね。
半年後のクリスマス本番に向け、今から徳を積んでおきましょう!
ありがとうございました。

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