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ハイストクイズ#3 徳川綱吉編

ハイストクイズ#3 徳川綱吉編

投稿日: 2025年05月01日
最終更新日: 2025年05月01日
かまだかまだ

ハイストクイズ#3

徳川綱吉
肉食魚釣りの禁止、鑑賞目的の虫の捕獲の禁止など、かなり行き過ぎた法令として知られる「生類憐みの令」。そんな法令を出した江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉ですが、自らも法令違反を犯しそうになったシチュエーションが存在します。それはいったいどのようなシチュエーションでしょう?


A:にたかられ、思わず叩きそうになってしまった

B:綱吉の頭にカラスがフンをしたことに激怒した

C:綱吉の飼い猫がネズミを捕まえてきてしまった

下で解答・解説を表示します。















解答・解説

正解は、Bの「綱吉の頭にカラスがフンをしたことに激怒した」でした!

ある日江戸城の紅葉山を散策していた綱吉。すると、頭の上に何か粘性のある物体が落下してきました。

そう、カラスのフンです。

当然激怒した綱吉は当該カラスを殺そうとしますが、自分が出した生類憐みの令によって殺生は禁じられていました。よって、法令内の害鳥対策にのっとり、カラスは捕獲され流罪となりました。

綱吉の家来2人に監視され、伊豆まで流されたカラス。伊豆にて檻から出されると、カラスは元いた江戸の方向へ飛び去って行ったようです。

そもそも生類憐みの令は、「綱吉が子に恵まれなかったのは前世で殺生をしたから。動物を大事にし、戌年生まれなので特に犬を大事にするといい」という進言を大僧正・隆光にされたことや、江戸の治安向上といった理由があったとされています。

基本的に全ての殺生が禁止されたためもちろん肉食は禁止、内容はどんどんエスカレートしついには虫を殺すことも法令違反となってしまいました。

実際、蚊を殺したことで流罪となったケースもあり、「蚊を殺した者がいる」と幕府に密告した人は「なぜ蚊を逃がさず見殺しにしたのか」と監禁処分になったようです。もうめちゃくちゃですね。

おわりに

いかがだったでしょうか?

このように理不尽な内容が増えた生類憐みの令は「天下の悪法」と呼ばれ、6代将軍家宣に代替わりすると速攻で廃止されました。

一方で捨て子殺人は激減し、江戸の治安向上には一定以上の効果を上げたといえるでしょう。

ハイスト内でも人気の人物・徳川綱吉に関するクイズでした。ぜひ他の人物に関するクイズも覗いていってみてください。

ありがとうございました。


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かまだ
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「放課後のハイスト」編集担当。専攻は心理学です。

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