
ハイストクイズ#3 徳川綱吉編
ハイストクイズ#3
「徳川綱吉」肉食や魚釣りの禁止、鑑賞目的の虫の捕獲の禁止など、かなり行き過ぎた法令として知られる「生類憐みの令」。そんな法令を出した江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉ですが、自らも法令違反を犯しそうになったシチュエーションが存在します。それはいったいどのようなシチュエーションでしょう?
A:蚊にたかられ、思わず叩きそうになってしまった
B:綱吉の頭にカラスがフンをしたことに激怒した
C:綱吉の飼い猫がネズミを捕まえてきてしまった
下で解答・解説を表示します。
解答・解説
正解は、Bの「綱吉の頭にカラスがフンをしたことに激怒した」でした!
ある日江戸城の紅葉山を散策していた綱吉。すると、頭の上に何か粘性のある物体が落下してきました。
そう、カラスのフンです。
当然激怒した綱吉は当該カラスを殺そうとしますが、自分が出した生類憐みの令によって殺生は禁じられていました。よって、法令内の害鳥対策にのっとり、カラスは捕獲され流罪となりました。
綱吉の家来2人に監視され、伊豆まで流されたカラス。伊豆にて檻から出されると、カラスは元いた江戸の方向へ飛び去って行ったようです。
そもそも生類憐みの令は、「綱吉が子に恵まれなかったのは前世で殺生をしたから。動物を大事にし、戌年生まれなので特に犬を大事にするといい」という進言を大僧正・隆光にされたことや、江戸の治安向上といった理由があったとされています。
基本的に全ての殺生が禁止されたためもちろん肉食は禁止、内容はどんどんエスカレートしついには虫を殺すことも法令違反となってしまいました。
実際、蚊を殺したことで流罪となったケースもあり、「蚊を殺した者がいる」と幕府に密告した人は「なぜ蚊を逃がさず見殺しにしたのか」と監禁処分になったようです。もうめちゃくちゃですね。
おわりに
いかがだったでしょうか?
このように理不尽な内容が増えた生類憐みの令は「天下の悪法」と呼ばれ、6代将軍家宣に代替わりすると速攻で廃止されました。
一方で捨て子や殺人は激減し、江戸の治安向上には一定以上の効果を上げたといえるでしょう。
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ありがとうございました。

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