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じゃんけん攻略法を考察してみた

じゃんけん攻略法を考察してみた

投稿日: 2025年04月10日
最終更新日: 2025年04月10日
かまだかまだ

じゃんけんの歴史

じゃんけんは古くから、道具を使わず運によって物事を決める方法として多くの人々に親しまれてきました。

その起源は諸説ありますが、「グーがチョキに勝ち、チョキがパーに勝ち、パーがグーに勝つ」といった三すくみの状態は中国の書物「関尹子」に登場する故事に由来するとされ、この性質を利用した「三すくみ拳」が各国に広まっていったとされています。

現在のような「グー・チョキ・パー」によるじゃんけんは数拳(指で0~5を作り、相手より1多い数を出せば勝ち、5の次は0)が変化したという説や石拳(江戸時代の手遊び、グーの形が石を意味した)が変化したなどという説があり、いずれも日本発祥のものと言われています。近年になって日本のサブカルチャー人気とともに海外に広まっていったようです。

じゃんけんで勝ちたい

初級編

では、実際のじゃんけんではどのようにして勝率を上げればよいのでしょうか。

純粋な統計学上の話だと、「パー」を出した場合が最も勝ちやすいとされています。これは初手に「グー」を出す人が最も多く(35%)、次いで「パー」(33.3%)、「チョキ」(31.7%)の順となっていることが理由です。

「グー」を出しやすい理由はいくつかあり、例えば
最も単純な形であること
拳の形が勝利を連想させやすいこと
緊張などで力が入ってしまうこと

などが挙げられます。また、何も考えていないときほどグーを出しやすく、急に「じゃんけんぽん!」と言われてグーを出してしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。なので、緊張する状況や思考の余裕がない状況を作ることで相手をグーに誘導することが可能です。

中級編

・「最初はグーの後はチョキ?

人間の傾向として、同じ手は連続して出しづらいことが知られています。そのため、例えば「パー」であいこになったとき、相手は次に「グー」あるいは「チョキ」を出す確率が高いといえます。そのため、自分は次に「グー」を出すと負けづらいということが分かります。

このように、あいこになった場合はその手に負ける手を出すと勝つ確率を上げることができます。

同様に、「最初はグー」の掛け声があった場合、「グー」は連続して出しにくいので「チョキ」を出すといいとされています。

また、「チョキ」は「統計的にグーを出す人が多い」と知って「パー」を出してくる相手に有効な手だともいえるでしょう。

上級編

このように、じゃんけん初心者は「グー」、中級者は「パー」、上級者は「チョキ」が多くなります。

...結局何が強いか分からないじゃないか。

でも、そもそもじゃんけんってそういうゲームですからね。3者の間に明確な力関係は存在しません。

ただ、上記のように人間の傾向を利用して勝率を少し高めることは可能です。相手のじゃんけんレベルを測ることである程度出す手の傾向はつかめるといえます。あとは、人によっては特に初手に出す手を決めていたり、偏っていたりすることがあるので、そのような癖を見抜くことが勝利への近道となります。

番外編

男気じゃんけんで負けたい

学生だと特に、誰が食事などの費用を負担するかを決めるのに男気じゃんけん(勝った人が奢る)を使う機会が多いのではないでしょうか。

ここでは、今までのメソッドを応用して大人数相手の負け方を紹介します。

その場に最も出た手に勝つ手を出す

これが最も一般的な戦略になります。同じ手は連続で出されづらいので、例えばあいこの場で「パー」が多く出ていたら次に自分は「チョキ」を出すことで場に「グー」が出て負ける可能性を高めることができます。

途中まで同じ手を出し続ける

男気じゃんけんで同じ手を出し続けた場合、途中で周りが察してその手に負ける手を出すようになるので簡単に勝つことができます。逆に、周りが察し始めるタイミングで自分が手を変えればうまく一人負けの展開に持ち込めるかもしれません。ただ、この方法は諸刃の剣なので多用することはお勧めしません。

おわりに

いかがだったでしょうか?

ハイストでも先攻・後攻決めのじゃんけんは戦術に多少影響する部分だと思うのでぜひ活用してみてください。また、本記事がみなさんのじゃんけんライフを少しでも手助けできたら幸いです。

ありがとうございました。


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この記事を書いた人

かまだ
かまだ

「放課後のハイスト」編集担当。専攻は心理学です。

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